COLUMN はやま建設のコラム

2024.06.10

【キッチンの基礎知識】形や種類で選ぶライフスタイルにマッチするキッチン!

キッチンにこだわりたいけど、実際はどのような形や種類が良いのか分からないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?キッチンは、家庭の中心ともいえる場所であり、その形や種類、特徴を理解することは、快適なライフスタイルを築くうえで重要です。家族の人数やスペースの広さなどに応じて、ベストなキッチンがあります。今回は、キッチンの形や種類に関する基礎知識を解説し、あなたのライフスタイルに最適なキッチンを見つける手助けをします。

 

キッチンの形は2パターン!

キッチンの主な形は対面式とクローズドキッチンの2パターンに分けられます。こちらでは、それぞれのキッチンの形ごとに特徴を解説します。

キッチンの形の特徴

ー対面キッチン

対面キッチンとは、キッチンの調理スペースがカウンターや棚を介してリビングルームやダイニングルームなどの他の部屋と向かい合うように配置されたキッチンです。

つまり、キッチンの調理スペースが壁に向かっているのはなく、部屋全体を見渡せるように作られています。

様々な種類がありますが、全体的に家族や友人とのコミュニケーションを取りやすくし、開放感のある空間を演出します。

料理をしながら家族やゲストと会話を楽しむことができるため、居心地の良い雰囲気を作り出すのに適しています。

また、ダイニングカウンターやバーカウンターを設けることが一般的であり、食事をとる場所としても活用可能されます。

このように、対面キッチンは機能的でありながらも、家族や友人との交流を大切にする方にとって理想的な形であると言えます。

 

ークローズドキッチン(独立型・壁付け)

クローズドキッチンは、他の部屋から仕切られた閉鎖的な空間にキッチンが配置されています。

つまり、キッチンが壁やドアで完全に区切られており、他の部屋からは直接見えないようになっています。

料理のにおいや音を他の部屋に漏らさず、調理中の姿を隠すことができるため、プライバシーや清潔さを重視する方に好まれる形です。

また、調理スペースを専用のエリアに限定することで、家事を集中して行うことができます。

一方で、他の部屋との連携が少なく、家族や友人とのコミュニケーションが制限されることがあります。

そのため、家族のライフスタイルや好みに合わせて、オープンな対面キッチンなどと比較して選択することが重要です。

 

対面キッチンの種類別の特徴

家族やゲストとコミュニケーションがとりやすく、機能的な対面キッチンは、いろんな形の種類が存在します。こちらでは、対面キッチンの種類別の特徴について解説します。

対面キッチンの種類別の特徴

ーアイランドキッチン

アイランドキッチンは、キッチンの中央に島のようなカウンターや調理台が配置されたキッチンです。

つまり、壁に対して自立して配置されており、四方からアクセスが可能なデザインとなっています。

広々とした作業スペースを確保できるため、複数人での調理や料理の準備がしやすいというメリットがあります。

また、調理台の周囲にはシンクやコンロ、収納スペースなどを配置することができ、効率的な料理が可能です。

さらに、見た目のインパクトも大きく、キッチンを中心に家族やゲストとのコミュニケーションを取る場としても機能します。

ただし、広いスペースが必要となるため、住宅のレイアウトや家族のライフスタイルに合わせて慎重に設計を計画する必要があるでしょう。

 

ーペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンは、キッチンのカウンターや調理台が壁に沿って伸び、部屋の中心に向かって突き出しているキッチンです。「ペニンシュラ」は「半島」という意味があります。

つまり、壁に対して左右どちらか一方の側面が固定されており、もう一方の側面が開放されています。

開放的で空間を効果的に活用できるというメリットがあります。

また、ダイニングルームやリビングルームなどの空間とキッチンを一体化させ、居心地の良い空間を演出することが可能です。

多くの場合、カウンターの一部をダイニングスペースとして活用することもできるため、食事をする場所としても機能的です。

ただし、左右どちらかの側面が壁に固定されているため、アイランドキッチンと比べると回遊性は低下するでしょう。

 

ーI型キッチン

I型キッチンは、一直線にキッチンの調理スペースや収納スペースが配置されたキッチンです。

壁に沿ってキッチンの要素が一列に並ぶデザインとなっています。

狭いスペースでも効率的に作業できるため、キッチンの面積が限られている住宅にもおすすめです。

壁に対して短い距離でキッチンを配置するため、動線が短く、使いやすいという特徴があります。

また、シンプルで整然としたデザインであるため、スペースを広く見せる効果もあります。

そのため、狭いスペースのキッチンでも、使い勝手やデザイン性を損なうことなく機能的に配置することができます。

しかし、一直線のデザインであるが故に、複数人での調理は適していないです。

そうとはいえ、サイズを大きくすると横の動きが大きくなり不便に感じる人もいるかもしれません。

 

ーL型キッチン

L型キッチンは、L字型に配置されたキッチンです。

壁と壁の間に、一直線に配置されたカウンターや調理台が90度の角度で接続されています。

コンパクトなスペースでも効率的に使えるため、多くの家庭でよく見られるタイプです。

壁に対して直角に配置されるため、コンロとシンクを効果的に分けることができます。

調理と片付けを分けて行うことができるため、作業効率が高まります。

さらに、キッチンのスペースを最大限に活用できるため、多くの収納スペースを確保しやすいです。

ただし、コンロとシンクの境目であるコーナー部分の使い勝手や収納を工夫する必要があるでしょう。

 

ーU字キッチン

U字キッチンは、壁と壁の間にU字型に配置されたキッチンです。

3つの壁によって囲まれた中に調理スペースや収納スペースが配置されています。

広いスペースを必要とするタイプです。

収納スペースの充実度が高いため、キッチン周りがすっきりと整理された印象を与えます。

また、3つのスペースで作業を行なうことができるので、効率的な調理が可能です。

 

ーセパレートキッチン

セパレートキッチンは、Ⅱ型キッチンとも呼ばれるように、キッチン台を「二」の形に配置しているタイプです。

シンクとコンロをそれぞれ別の台に配置できます。

作業スペースが独立しているので、複数人でも快適に料理をすることができます。

ただし、フライパンや鍋などを持って各キッチン台を移動する場合は、中身がこぼれないように注意しましょう。

また、キッチン台を2台配置する形であるため、比較的費用が高額になりやすいです。

 

 

クローズドキッチンの種類別の特徴

集中して作業を行なうことができるクローズドキッチンは、主に独立キッチンと壁付けキッチンの2種類があります。こちらでは、クローズドキッチンの種類別の特徴について解説します。

クローズドキッチンの種類別の特徴

ー独立キッチン

独立キッチンは、他の部屋と完全に分離された、独立した空間に配置されたキッチンです。

リビングルームやダイニングルームなどとは完全に独立しており、専用の部屋として設けられています。

プライバシーを重視する方や、料理のにおいや音を他の部屋に影響させたくない方に好まれます。

一方で、他の部屋との一体感が薄れるため、家族やゲストとのコミュニケーションが制限されることがあります。

また、開放感や明るさを損なう可能性もあるため、スペースのレイアウトやデザインに注意が必要です。

 

ー壁付けキッチン

壁付けキッチンは、キッチンの調理スペースが壁に沿って配置されているキッチンです。

壁に沿って配置されるため、キッチンのスペースを効果的に活用でき、作業に集中することができます。

また、コンパクトでシンプルなデザインであるため、限られたスペースでも使いやすく、スッキリとした印象を与えます。

壁に収納スペースや棚を設けることで、収納力を高めることも可能です。

しかし、リビングルームやダイニングルームに背を向けて作業する形であるため、家族やゲストとのコミュニケーションがとりづらいといった特徴もあります。

 

 

ライフスタイルに合ったキッチンの選び方

ここまで、キッチンの形や種類についてご紹介しました。これから新築を検討するにあたって大事なことは、自分たちにとってベストなキッチンを選ぶことです。こちらでは、ライフスタイルに応じた後悔しないキッチンの選び方のポイントについて解説します。

ライフスタイルに合ったキッチンの選び方

ーデザインや雰囲気で選ぶ

キッチンを選ぶ際には、そのデザインや雰囲気も重要な要素です。

自宅のスタイルやインテリアに合わせて、モダンで洗練されたデザインのキッチンを選ぶこともできますし、温かみのあるウッド調やカントリースタイルのキッチンを選ぶこともできます。

また、キッチンのカラーや素材、取り入れるアクセントなども考慮し、家族やゲストがくつろげる空間を演出することが重要です。

デザインや雰囲気を重視したキッチンを選ぶことで、日常の料理や家事がより楽しく、心地よいものになるでしょう。

 

ー収納にこだわる

キッチンを選ぶ際には、収納にこだわることが重要です。

家族の人数や料理の頻度に合わせて、適切な収納スペースを確保する必要があります。

食器や調理器具、保存食品などを効率的に収納できる棚や引き出しを備えたキッチンを選ぶことで、整理整頓しやすくなります。

また、収納スペースの配置やデザインも重要です。

使いやすい場所に収納スペースを配置し、頻繁に使用するものは手に届くところに置くことで、料理の準備や片付けがスムーズに行えるようになります。

 

ー動線を意識する

キッチンを選ぶ際には、家族のライフスタイルや料理の流れを考慮し、動線を意識することが重要です。

例えば、調理器具や食材の収納場所を調理スペースの近くに配置することで、料理中に必要なものをすぐ手に取れます。

また、調理・洗浄・収納スペースを直線的に配置することで、料理の流れをより効率化できます。

さらに、キッチン内の通路や出入り口の位置や幅も考慮し、安全かつ快適な動線を確保することも重要です。

このように動線を意識することで、ストレスなく料理を楽しむことができます。

 

ー掃除のしやすさを考慮する

キッチンを選ぶ際には、掃除のしやすさも重要なポイントです。

料理をすると、油や水しぶき、食材の飛び散りなどが発生し、キッチン周りが汚れやすくなります。

そのため、キッチンのデザインや素材、配置を考慮し、掃除がしやすいキッチンを選ぶことが大切です。

まず、キッチンのカウンターや側面に使用する素材は、汚れが付きにくい素材を選びましょう。

毎日の掃除も手間がかからず快適になります。

他にも、角のない丸みを帯びたデザインや、隙間の少ない配置など、汚れがたまりにくい形状やデザインもおすすめです。

毎日使うキッチンだからこそ、掃除のしやすさを考慮してみると良いでしょう。

 

 

専門家のアドバイスも参考に、理想のキッチンを見つけよう!

自分や家族のライフスタイルに合ったキッチンの形や種類を見つけることが重要です。

専門家のアドバイスを参考にしながら、使い勝手やデザイン、収納性、動線、そして掃除のしやすさなど、様々な要素を考慮しましょう。

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